これからの「庭」とは
風景、土地、建築、庭、植物が調和し「暖かく」人に恵みをもたらしてくれもの
「豊かな庭」実利というわけではなく、精神的に癒やされる庭
春の訪れ(誕生・再生・青春)草葉の生い茂る夏(成長・朱夏)収穫の秋(実り・落ち着き・白秋)すべてを覆い尽くす冬(死・生命のコントラスト・玄冬)
小動物の気配、鳥の鳴き声、花の香り、地産の美味、樹木の肌触り
五感を揺さぶるものがある庭が「豊かな庭」なのか
植物や庭は、見たり鑑賞したりするものではなく足を踏み入れ、そのにおいを胸いっぱいに吸い込みすべてを享受するものではないだろうか
宇津木 英俊
1979年生まれ、九十九里出身武蔵野美術大学短期大学部空間演出デザイン卒
フリーランスの造形美術施工を経て、2019年まで約10年間ブロカントに在籍し、ガーデンデザインから管理・施工を担当。2019年より「建築」「景観」「植物・花」「食」と庭のより良いつながりをテーマに、刺激ある仲間と造園プロジェクトユニットParsley(パセリ)を始動。