東に夕張岳、西に支笏湖がある恵庭岳などの雄大な山々に囲まれ、新千歳空港から車で30分程、札幌からも1時間弱の、のどかな田園地帯にある別荘地。土地の経歴は初代は建築家のDIYによる開拓、2代目にて宿泊事業を始め、事業拡大による宿泊棟の新設によるゾーニング計画と植栽を担当。
敷地周辺は、隣接する牧場の丘の蝶が舞い牧草の風にそよぐ風景、夕焼け空は関東では見たことがない程の感動的な景色である。初代から受け継がれてきたシラカバ林など雑木的な雰囲気がすでに美しかったので、それを壊さぬよう「足し算」よりも「引き算」の手法で、魅力を引き立てようとした。
滞在するお客様が積極的に庭へ足を運び、その中でのんびりとしてもらえるような木陰やベンチを配置するなど居場所を作り、植栽は周辺環境に調和しつつも際立つような西洋シロヤナギを主木に、北海道でみられるような針葉樹やライラックやハスカップ、牧草などで使われる地被類を選んだ。