ホリスティックビューティーを掲げる、ニセコ初、新規コスメブランド「ICOR」の旗艦店ICOR NISEKO。
ニセコという土地は雪質が上質で海外の方からも注目されるスキーリゾートが多くあり、海観光客で賑わうエリアがあることで有名である。近くには蝦夷富士と呼ばれるこの地のシンボル的な羊蹄山が鎮座し、豊かな水量のとても綺麗な水が湧いている。その豊かな自然の中、酒蔵、酪農家、農家さんが多く、それらが買える近くの道の駅はとても賑わっている。
ブランドのコンセプトの「内面からの美の表現」、店舗にカフェが併設されることで建築家から「ポタジェ」をつくる課題を与えられ、この庭づくりには
「身土不二」のテーマがふさわしいと考えた。庭をつくる考え方もこのプロジェクトから考え方を根本的に見直された。
このプロジェクトを進めていく中でパーマカルチャーを学んだ事、同じニセコ町内で出会ったトマト農家のトマトの美味しさは土の美味しさ(豊かさ) というお話がヒントになっており、目に見えづらい土の重要さに気付き、土の中の環境を豊かにするところから始めた。
少し掘ってみるとこの敷地の土質は粘土質で水はけが悪い事がわかった。
しかしパーマカルチャーでの学びから出来るだけ持ち込まず、外に出さず循環させるために、なるべく建築で出てしまう廃材はBBQしながら炭にし、近くの自家製粉されてるお蕎麦屋さんがあるのでお昼に食べ通いそば殻を貰い、知り合っていったお米農家さんから籾殻も貰ってきて、土づくりの素にした。
またこれらの行為により地域コミュニティの繋がりが広がっていった。
2023年初夏 ポタジェ枕木舗装工事予定